正直なところ

5月も中を過ぎ、夏のご予約が多くなりました。
日本海でのうに漁解禁に伴って 本日初めて塩水むらさきうにを仕入れしました。
見た目は95点、味は50点です。

これ、どこの漁師も口をそろえるのですが
早いと甘み少ない、新鮮すぎると甘み少ない  と。
初物仕入れはまさにそれでした。
一方、北方四島の塩水ばふんうには後に禁漁となります。
今はこちらの方が、甘みが強いです。
ですが、仕入れして翌日には腐敗する事もあるのでとても厄介です。
幾分北方四島の塩水ばふんうにも安価になってきましたね。

 

先々週、用事で新千歳空港のお土産屋さんのぞいたら
1パック7000円でした。
持論ですが、空港に出店できる企業はごくごくわずか。
いわば一流の企業しか出店していません。
そんな一流の企業は最上級のうにを仕入れる事が出来
販売も可能になると思っています。
勿論、価格も超一流ですが。

2021年度は 新型コロナウイルス感染予防のために
札幌市を含め飲食自粛を求められていました。
そのせいか、積丹町のような地方に集まる傾向があったと思っています。
その弊害??は うにの価格上昇につながり
私が商売を始めてから一番仕入れが大変だった年でもあります。
札幌店の取り引き業者さんに連絡して、うにを送ってもらったことがあります。
実は、豊洲に行くはずのそのうにを新千歳空港から積丹町まで送ってくれたのです。
「その代わり、500円以上高いからね!!」と言われましたが。
届けてくれた発泡スチロールの中にはチョコレートも入っていました。
この魚屋、私にチョコを差し入れすれば 喜ぶと思っているのです。
もう10年前と違うのです、私の好み(笑)

2022年 すぎ乃本店うに膳屋は6月11日営業開始。
正直なところ不安ばかり。
あまり忙しくならなくてもいいかな・・・、と 嘘つきおやじです。