しばらく楽を選びます

前もってのご予約が無いお客様への対応で悩んでた。
仕入れを少なくした為に、急なお客様は満足できないかもしれないと思っているのでです。
お席があっても食べたいものが無い可能性が大、イコール 満足できないとの考え。
3年ほど前はためらっていたが今は慣れた。断る術を得た。楽になった。

今日、久しぶりに当日予約を受けた。お客様の事情も分かったから。
そもそも、美しい電話予約をお断る必要もない(笑)
ただし、一言お願いしている。
「あるものしかご注文できません。ご希望の品が無いかもしれないのでお気を悪くしないでね」と。
これ、前もって連絡下さればほとんどご要望にお応えできますよ!!との意味もある。

「今日の今日はご予約を承る事ができません」との対応に
「前は受けてたのに」とお客様。一言多い、私もお客様も。
一度、いらした事があるのだと分かった。事情を説明した。
「前は良いお客様ばかりだった。今はそうでないお客様も多い」とは言えなかった。
「それでもいいです、行きます!」と。
4人でいらして楽しそうに飲んでいった。良かった。
でも次は無いような気もしている。

◆◆

先月のお話、
「どうしていきなり断りのメールなのさ!!」と強い口調のおばさんもいた。
「その日はすでに予約が取れないから 予約不可 とメールしたのです」と私。
予約を断られる事に理解を示さない人。 きっとサラリーマンではない。
組織で働いている方なら、商業的な物言いを学んでるはず。
「先ほど予約のメールをして予約不可の返信が来たのですが
お時間をずらしても予約は無理なのでしょうか?」位、高卒の私でも言える。
続けて
「なら、食べログに乗せるなよ。いい商売してる、まったく。もういいわ」と言って電話を切った。
バカ丸出しである。 食べログの「た」の字も知らない人の物言い。
一言多い私も強い口調でこう言った。
「お店が変更できる情報と、できない部分が多いのが食べログなのです」と。
少し意地悪な説明をしてみたが、後味は悪い。

前もっての予約をお願いしてるのは、先にふれたとおり
お席があっても仕入れをそんなにしていない日が多いから。
そして当日予約に難色を示すようになったのは裏切られたから。
ほれ、私もばか丸出しでしょ?汚い言葉でごめんね。
約束を守らないんです、当日予約の人。
今日の20時に3人。うに丼食べたいの。
待ってたら電話が鳴って「やっぱり行きません」ですって。
心では 「おい、来るって言ったから席もウニもお取り置きしたのですが。
どうしよ、このうに」

4人で個室ありますか? のご予約、いらした方は2人。
心では、「困るんです、こんな事。
オオバコのお店なら、席の操作できるかもしれないが、2部屋しかない当店の気持ちもわかってほしいですわ」

何件あっただろうかこんな事。
それで、第一印象の良くない人(これ、電話の話し方ね)は、
当日予約を慎重に考える様になったのです、私。
「いいよいいよ、いらしてね~~~」なんてフランクにはなれない。

ちゃんと理解して下さるお客様もとても多いのですがね。
ちっちゃい私なんです。

ご予約はメールでお願いしている。
とてもめんどくさい予約フォームだと自負してる。
そして、今年の春からご予約の時に前金を頂く事を付け加えた。
数年前から前金制になさいとグローバルな横大先生からの助言があって
春から導入した。
私の仕事が増えた。覚えることがたくさんできた。デメリットもある。
でも、ご予約をすっぽかされるよりマシ。
「ちゃんと支払った人は、ちゃんと来るよ」との横大先生の言葉がヒットした。
50件ほどしかまだないが、5件ほど決済をせず、ご予約不可になったお客様もいる。
私の気持ちは複雑。
でも、当日の no show よりはまし。
その程度の考えで予約をした人なのだと思うその程度の私。

こんな事を言ってるが実のところお客様を選ぶなんてのはとても難しい。
選ぶというのも的確な言葉ではないとも感じてる。

こんなバカげた内容をupすると神戸の大先生はとても喜ぶ。
明日のコメントを待っている。

ゴールデンウィーク前に冷蔵庫内フィンの埃ぬきをした。
かなりごみがたまっていた。
私、嫌なことが重なると掃除をする癖がある。
最近の店内は汚れた部分が割と多い事に気が付いた。